英検3級ライティング、100字の型を知ると書き始めやすくなる
英検3級のライティングで、「何を書けばいいか」で止まる場面は多くあります。
問題文を読んでも、日本語で考えはまとまらず、英語では余計に手が動かない。部活で疲れた状態では、なおさらです。
ただ、ここで知っておいてほしいことがあります。英検3級のライティングは、書ける英語の量よりも「組み立て方を知っているかどうか」に左右されやすいです。
この記事では、日本語で100字のメモを作ってから英語に変換する型を紹介します。部活体験を素材として使う方法も合わせて解説します。
なぜ「型」から入るのが有効なのか
英語でも日本語でも、準備なしにいきなり書き始めると、内容が散漫になりやすいです。
「主張は何か」「理由は何か」「具体例はどうするか」「どう締めるか」。この4点をあらかじめ整理しておくことが、型の役割です。
型を先に覚えると、書くときに考えることを「どの単語を使うか」「文法は合っているか」という部分に絞ることができます。「何を書くか」で止まる時間がなくなります。
HOSODAが長年の指導のなかで確認してきた傾向のひとつに、「型を先に身につけた生徒の方が、後から内容を充実させやすい」という実感があります。骨格を先に作ってから肉付けする方が、結果として定着しやすいです。
100字の日本語メモで内容を整理する
英語で書く前に、日本語でメモを作るステップを入れてみてください。
目安は100字前後。長く書く必要はなく、英語の文章を作るための設計図として使うものです。
メモは4つのパーツで構成します。
① 主張:「私は〜だと思う」を1文で書く。 ② 理由:なぜそう思うかを1文で書く。 ③ 具体例:自分の経験から1つ挙げる。 ④ まとめ:①を別の言い方で締める。
この4パーツを合わせて100字前後に収める練習をすることで、「書きすぎない・削りすぎない」感覚も自然に身につきます。
メモが完成した時点で、何を書くかはほぼ決まっています。あとは英語に変換するだけです。
部活体験を素材に使う理由
学生アスリートには、英語のライティングに使える素材がすでに手元にあります。毎日の部活での経験です。
英検のライティングで問われるテーマには、努力・継続・チームワーク・目標達成といったものが含まれます。これらは部活の日常と重なる部分が多くあります。
「継続することは大切だと思いますか」「人と協力して何かを達成した経験はありますか」といった問いに対して、自分が実際にやってきたことを素直に書くことができます。
架空のエピソードを考える必要はありません。自分がリアルに感じてきたことを日本語でシンプルに書き出すだけで、メモの大部分が埋まります。
ひとつ意識してほしいのは、「伝えたいことを1つに絞る」ことです。部活で学んだことをすべて書こうとすると、まとまりのない文章になります。100字という目安がその絞り込みの練習にもなります。
具体的な手順
ステップ1:日本語で100字メモを作る
問題文を読んだら、英語を書く前にメモから始めます。
4パーツ(主張・理由・具体例・まとめ)を順番に書き出し、合計100字前後になるよう調整します。時間の目安は2〜3分です。書く内容が先に決まっていると、英語への変換がスムーズになります。
ステップ2:部活体験を1つ選ぶ
「具体例」のパーツに、部活での経験を1つ入れます。
「毎日練習を続けた」「チームで協力して目標を達成した」「試合で集中力を維持できた」など、すぐ思い出せる場面を1つ選びます。細かい詳細は省いて構いません。選ぶ基準はシンプルで、「自分が書きやすいかどうか」で十分です。
ステップ3:英語に変換する
日本語メモができたら、英語に置き換えます。
難しい単語は使わなくてよいです。知っている単語と文法で書くことを優先します。知らない単語があっても、言い換えで対応できます。たとえば「継続力」を表現したい場合、“I kept practicing” のように動詞フレーズで書くことができます。
ステップ4:2点だけ確認する
書き終わったら、主語と動詞が揃っているか、文末にピリオドがあるかを確認します。
細かいスペルミスより、文章の構成が整っているかどうかの方が仕上がりに影響しやすいです。4パーツが揃っていれば、全体の流れは整います。
ステップ5:週に数回、型通りに繰り返す
1回の練習にかける時間の目安は10〜15分です。
毎日でなくてもよいので、週に数回、型通りに書く練習を積み重ねます。書いた文章を読み返して「4パーツが揃っているか」「部活の経験が具体例に入っているか」を確認する習慣をつけると、短い練習でも積み上がります。
型に当てはめやすい表現
部活体験を書くときに使いやすい表現を5つ紹介します。
- I think … because …(〜だと思います、なぜなら〜)
- I have learned … through …(〜を通じて〜を学びました)
- For example, …(たとえば〜)
- It is important to …(〜することが大切です)
- I believe …(〜だと思っています)
5つすべてを使う必要はありません。まず1〜2つを型のなかで使えるようにして、慣れてきたら別の表現に広げていくとよいです。覚えた表現を実際に書いて使ってみることが、定着への近道です。
まとめ
英検3級 ライティング 100字の型は、主張・理由・具体例・まとめの4パーツで構成します。先に日本語でメモを作り、英語に変換する手順が、書き始めるハードルを下げます。部活体験は型に当てはめやすく、学生アスリートにとって書きやすい素材です。
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